高血圧②
- EMIKO SHIBASHITA
- 6月16日
- 読了時間: 3分
こんにちは
リングナースの芝下です。
前回に続き、高血圧についてのお話です。
高血圧になってしまう要因について、
血液の流れが悪くなり、
血管内の圧力が高まってしまうためと、
前回、お話しさせていただきました。
すみません。
とても大事なことがお伝えできていませんでした。
病院で高血圧(140/90mmhg以上)と診断された際、
まず心がけるように言われることは、
減塩ではないでしょうか。
高血圧の治療をする上で、
減塩することはとても大切です。
なぜ、塩分の摂り過ぎが高血圧の原因になるのか。
それは、体が塩分濃度を薄めようと、
体内に水分を取り込もうとするからです。
濃い味の物を食べると、
喉が渇くのはこのためなんですね。
体に多く取り込まれた水分は、
血管内の血液の量を増加させます。
そして、増えた血液で血管内の圧力が高まり、
血圧が上昇してしまうのです。
一時的なことであれば
尿がしっかり出て、
適度な日常生活動作をしていれば、
血圧は低下します。
ですが、毎日濃い味の食事が続くと、
血管の負担が増し、
高血圧症となってしまうのです。
浮腫(むくみ)も出始め、
心臓や腎臓にも影響を与え始めます。
こうなると様々な症状が出現し始めます。
ついには、
心筋梗塞や狭心症、脳梗塞や脳卒中。
怖いですよね。
日常生活の改善で高血圧を予防できるなら、
何とかしたいですよね。
では、減塩のために、
どのような工夫をすれば良いでしょうか。
高血圧の方は、
塩分1日6g未満にすることが推奨されています。
小さじスプーン1杯分くらいです。
朝、昼、夕、間食も含めてです。
ラーメン1杯の塩分量が
6g~8gなので、
かなり厳しく感じますね。
この場合、スープは残しましょう。
残念ですが。
塩分を控える代わりに、
出汁や香辛料で、
しっかり味付けしてみてください。
蒸し料理や煮物を、
多くしてみるのはいかかでしょうか。
かけ醤油ではなく、つけ醤油にして、
摂取量をコントロールすることもできます。
ソースなども、
少量つけて食べるようにしてみてくださいね。
外食時は、
減塩メニューのある店を選んだり、
栄養成分表のある店で、塩分量を確認して、
できるだけ塩分の少ないメニューを
選ぶのも良いですね。
「濃い味じゃないと食べた気がしない。」
という声が聞こえてきそうですが。
体のためにも、
素材本来の味を楽しみに変えて、
減塩生活を始めてみてくださいね。
最後に、
高血圧の原因ですが、
塩分の過剰摂取以外にも、
肥満、過度の飲酒、喫煙、ストレス、糖尿病、
加齢、寒暖差、遺伝的体質などがあります。
高血圧の原因が特定できない場合や、
薬物療法が必要な場合は、
必ず医師の指示に従い、
高血圧を放置しないでくださいね。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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